PAUL McCARTNEY 2CD A GARDEN FULL OF McCARTNEY ROSES (misterclaudel)
(当店税込価格)六千円

本作には、最近流出したウイングス期から80年代後半までのレア・トラックスを収録した、初登場音源のコンピレーションのパートUです。パート1となる『A GARDEN FULL OF McCARTNEY ROSES』の充実した内容に刮目した方も多かったのではと思いますが、今回もただの初登場音源であるだけでなく、その内容もまた注目すべき魅力に満ちたもので、これほどの分量で全てのマテリアルが初登場であるなど、紀元節とクリスマスが一度にやって来たような感じで興奮を抑えきれません。ネット上では類似音源がダウンロードできるようですが、本作にはそれらとダブる音源もありますが、一方でコレクター間にも一切出回っていない独占音源も多数含んでおり、いわゆる“トレバージョーンズ・コレクション”の決定盤となっています。ぜひトラックリストを見比べていただければ、本作に収録の内容が他レーベルとは一線を画すものであることがご理解いただけると思います。
まずディスク1は1975年9月に行われたツアーリハーサルからの音源。同レーベルより『1975 STUDIO TOUR REHEARSALS』というタイトルでほぼワンステージ分が流出していますが、本作に収録のものは、そこで未収録だったアウトテイクともいうべき音源で、もちろんサウンドボード収録。ツアーがもうそろ始まるとあって、和やかな雰囲気の中にあっても気合いの入った演奏で、特にポールの歌唱に至っては、どの部分でコブシをきかせるかを探るかのように歌い回しをあれこれ変えながら歌っているのが印象的です。
続いて1974年ナッシュヴィルで収録されたセッション音源。まずはスタジオ・リハーサルから2曲、「Junior’s Farm」はヴォーカルが入らず演奏のみのヴァージョンで、ジミーの激しいギターが鮮明に聴き取れます。「Sally G」はイントロ失敗の後、再度やり直すバージョンとなっています。後半2曲はスタッフに声をかけカウントから始まる「Junio’s Farm」と、同じくカウントから始まる「Sally G」のそれぞれラフ・ミックスです。 そしてディスク1の最後は1978年『BACK TO THE EGG』関連のラフミックスです。
ディスク2も興味深い音源が満載です。冒頭は1980年に行われたスタジオでのリハーサル音源。これがどのような状況下でレコーディングされたかは不明ですが、1980年とクレジットされつつ、ウイングス名義であることから、年明けすぐの来日前のものかもしれません。ウイングス時代には結局聞くことが出来なかったローレンス・ジューバーのヴォーカルによる「Your Lucky Day」からこの音源は始まります。なかなかメロディアスで良い曲です。インプロを挟み、ビートルズ時代の演奏でもお馴染み「Lend Me Your Comb」。よほどお気に入りの曲なのか、この後『CHOBA B CCCP』のセッションでもレコーディングが試みられていたのは前作に収録の音源でご存じの通り。その他にも、「Your True Love」の演奏が始まったかと思いきやいつの間にか再度「Lend Me Your Comb」になっていたり、バディホリーの「Oh Boy」「Peggy Sue」、「Ain’t That A Shame」、「I’m In Love Again」、そしてデッカ・オーディションでもレコーディングされた「Sheik Of Araby」など、このウイングスでのセッションが数年後にロックンロール・アルバムとして結実したのではと思われる内容です。
ディスク2の後半は、まず「COLD CUTS」のラフミックスが8曲収録。イントロにスタジオチャットが入った「Robber’s Ball」などははっきりと違いがわかりますが、それ以外は初登場なのかもしれませんが、違いがわかりません(笑)。最後3曲は、まず1983年にレコーディングされた「The Honorary Consul」のデモ音源。同名映画のテーマ曲として書かれたものですが、映画自体が日本で未公開のため、知る人ぞ知るポールの中でもかなりマイナーなナンバーで、実にシブい収録といえるでしょう。「太陽はどこへ?」の1987年インストバージョンはリズムトラックが強調されたミックス。そして最後は1997年『Flaming Pie』のセッションより「Somedays」のラフ・ミックス。ヴォーカルがリリース・バージョンとは別テイクです。
前作同様、ほとんどすべてが初登場という素晴らしい内容のアウトテイク・コンピレーション。永久保存のがっちりプレス盤。美しいピクチャーディスク仕様。Mクローデル・レーベルは全てのマテリアルをきちんとライブラリー化していきますので、ご期待ください。
DISC ONE
TOUR REHEARSALS ELSTREE STUDIO SEPTEMBER 1975
01. Live And Let Die #2
02. Call Me Back Again #2
03. Picasso's Last Words - Richard Cory #2
04. Bluebird #2
05. I've Just Seen A Face #2
06. Blackbird #2
07. Yesterday #2
08. You Gave Me The Answer #4
09. Magneto And Titanium Man #2
10. Go Now #2
11. Letting Go #2
12. Maybe I'm Amazed
NASHVILLE SESSIONS 1974
13. Junior's Farm (Rehearsal)
14. Sally G (Rehearsal)
15. Junior's Farm (Rough Mix)
16. Sally G (Rough Mix)
“BACK TO THE EGG” ROUGH MIXES 1978
17. We're Open Tonight
18. Spin It On
19. Old Siam, Sir
20. Again And Again And Again
21. The Broadcast
22. To You
DISC TWO
WINGS STUDIO REHEARSALS 1980
01. Your Lucky Day (Laurence Juber on Vocals- Version #1)
02. Your Lucky Day (Version #2)
03. Blues improvisation
04. Lend Me Your Comb
05. Goin' Back To Tennessee (Columbus Stockade Blues)
06. Your True Love - Lend Me Your Comb
07. Oh Boy - Peggy Sue
08. I'm Gonna Love You Too
09. Ain't That A Shame - I'm In Love Again
10. Rockin' In Your Seat
11. Sheik of Araby
“COLD CUTS” SESSIONS
PARK GATES STUDIO ROUGH MIXES 1980
12. Robber's Ball
13. My Carnival
14. Night Out
15. Mama's Little Girl
16. Hey Diddle
17. Tragedy
18. Same Time Next Year
19. Cage
HOME RECORDING 1983
20. The Honorary Consul (Paul's Demo)
STUDIO OUTTAKE 1987
21. Ou Est Le Soleil? (Early Instrumental Take)
“FLAMING PIE” SESSIONS 1997
22. Somedays (Rough Mix, Alternate Vocal)
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